もう少し楽に死を迎えさせてあげたい

祖父が近くに転院したそうなのでお見舞いへ行ってきました

 

数年前諸事情があり祖父がずっと住んできた佐賀を離れ

広島の自分の実家へ移って来た頃はまだ自分で歩くことも話すこともでき

孫である自分も認識できていたように思います

しばらくは週数回老人ホームに通う生活を母と続けていたそうですが

容体が悪化して病院に入院しその後自分の近くの病院に転院してきたようです

 

会いに行くと両親がベットの休んでいる祖父の横で看護婦さんから説明を受けていました

 

祖父は広島に来た頃からはずいぶん衰え

肺炎の恐れがあるため食事はとれないため歯もなく

胸から血液注射によって栄養を摂取し

尿も管から排出しているようです

自分の感想はもはや仏さまにも見える姿でした

目を開けてこちらをみて少し笑った気もしますが

会話することは困難で自分の意思を伝えることは難しいと思います

 

おそらくこの病院は同じような境遇の人が入院する場所なのでしょう

生活をすることが困難になり回復する見込みが薄くなったことによる転院なのでしょう

病院側は費用的に現実的なところで全力で生命を維持させる使命をもっていますが

 

家族の一員としては1週間でも全力で付き添って栄養摂取を止めるなりして

もう少し楽に死を迎えさせてあげたいように思います

 

自分が祖父と過ごした時間は短いですが

今を共有できていることに感謝しています